多宝仏塔

(旧・ムー大陸博物館)

多宝仏塔(宝台博物館)は、昔、ムー大陸博物館と呼ばれた「B級スポットファンの聖地」である。

ムー大陸の存在を証明する博物館なのだから!

平等大慧会という宗教団体が運営している。

池田湖から県道28号を南下すると、大きな看板が建っている。

ちなみに、看板に隠れている山は開聞岳。

これが正門。

この施設、観覧料は「こころざし」。私が入るとき、「つまらなかったら500円、面白かったら1000円にしたい」と受付で言ったら、出るとき払いでOKだった。

門から博物館への通路の敷石、意味ありげなパターンに配置してあり、一部は人の顔の形になっていた。ムー大陸の絵文字のつもりか?(ドキドキ)

この塔が多宝仏塔

出入り自由なので、当然、登った。

塔の四隅の照明は、ギリシャ彫刻ふうの像が支えていた。バックは海と開聞岳。景色がいいだけに、とってもシュール。

塔本体は白象が支えており、塔の手すりには「♀」形状の飾りがついている。

象の横腹には、菊の御紋章が・・・!

よく見ると、左側に月の形がくっついているので、少し違うか・・・

この紋章、正門等、他の場所にもあった。

博物館内は残念ながら、撮影禁止なので、写真は無し。イラストで紹介。

最初のフロアは石の博物館。曲がるコンニャク石、ファイバースコープ状態のテレビ石、黄銅鉄鉱等、綺麗な石、化石等が展示されていた。このコレクションはかなり立派。

「ここは宝の集まってくるいわれのあるところです。宝という字には貝という文字が入っており、また、貝が化けると書いて貨幣という文字ともつながります。岩石においては宝石、貴石、珍石もまた貝であります。」

つまり、「多宝仏塔の力で、このコレクションが集まった」んだって。。。。

さて、メインイベントの地下フロアは、ムー大陸関連の展示

有史以前の大記録 人類誕生の謎


三千万年の大昔太平洋上にムーという巨大な三つの大陸があった。その一角がこの宝台の地で、世界に現存する唯一のものである。二千五百万年になってこの大陸に地上最初の人類が誕生し、同時に七色のハスの花に飾られた大塔が地上に出現した。
仏典では十の国 宝浄国
神道では    高天原
聖書ではエデンの東の国
人類がこの大塔をお祀りしたところ不思議に十方より多くの宝が集まってきたので、その塔を多宝仏塔と名づけて大切にしていたのである。次第に高度の文明を持ちつつ発展し、巨大な石像の官庁、宮殿、神殿或いは宝石、珍宝、妙物等で荘厳された大邸宅を造り、マストドン(中新生にいた象)に乗り、太陽を象徴した旗印を以て地上に至る所に植民地を開拓し、平和平等の極楽世界を建設していったのである。所がムー大陸暦の寒六年十一無留苦白の月に、心なき人等の手により、この大切な多宝仏塔は破壊された。その時恐しいことが起きた。大地は六種に振動し、噴火、地割、津波、陥没等同時に起こり、阿鼻叫喚一夜にして大地獄と化し母なる国ムー大陸は大文明とともに太平洋の海底に沈んでしまったのである。この大災厄は今から一万二千年以前の出来事であった。その植民地に生存していた子孫たちが母なるムー大陸記憶のために造った神秘の謎を秘めた種々の造形遺品並びに古記録を解明しここに有史以前の世界に皆さんを案内いたします。地上唯一の神秘と謎の世界です。

一部、文章変だけど、言いたいことはわかる。。。

不届きモノが要石となる塔を破壊したために、大陸が沈んだってこと。

だけど、「ムー大陸暦の寒六年十一無留苦白の月」なんて、どこに書いてあったんだ? その古記録の原本が見てみたい〜。

ムー大陸の地図。オーストラリアの上あたりに円形の陸地が一つ。右隣に菊の紋章形の陸地。さらに右に三日月型の陸地。あ、これが、菊の御紋の元の形だったのかな〜?

マヤやインディオの石碑がたくさん並んだコーナーがあった。全て!ムー大陸の滅亡と関連があるそうだ。「ムーの陥没を意味するマヤの装飾文字」「インディアンのタブロー。ムー大陸の崩壊を物語っている」「メキシコ石版。ムー大陸を去る人々を現している」「ソティカロのピラミッドは海底に沈んだムー大陸の人々を追悼するために建てられたといわれている」・・・・

ムーで使われていた記号のコーナー。左はその一部。まだ他にもあって、「ムーでは、日の丸や、旭日旗や薩摩藩のマークが使われていた」・・・だって。どうしてそんなことがわかるんだ?? 

●ムーから西回り、東回りに、それぞれヘビと鳥をシンボルとする文化が伝わり、エジプトで、合流した。その証拠に、ツタンカーメンのマスクには、ヘビと鳥、両方がデザインされている。→珍説世界史。。。

ムー最高の神官「良武(ラ・ムー)」の大宣言

「私が前に宣言していたではないか。大宝仏塔をまもる者そして与えることを先にする者は大きなよろこびと幸せを頂戴し、その徳は子子孫孫に続くであろうと!反対にこの塔を破壊する者、また、取ることを先に行い、与えることをせぬ者は大災害に逢い、滅んでしまうと!!」

こんな文章もちゃんと残っているんだって〜。驚いた〜!!

博物館の近くで出土した大亀の化石。

「ガンギロス」という名で、こんな想像図が描いてあった・・・。

ゴシラ対ガンギロス→それはアンギラス。

見ているうちに、本当にムー大陸が存在したんじゃないか〜という気分になってきた。中身が濃い。。。。


●夜、投光器で塔を照らすと、塔の影が空に浮かび出る「湧現」という現象があるのだが、これもまた、不思議。雲や霧に影が映るのではないかと思ったが、そうではないらしい。信者の人によると、星空をバックに塔の影が浮かび出る・・・という話だった。私も一度見てみたいが、信者以外に一般公開はしていないそう。残念!

特に勧誘はなかったが、外の売店で信者の方(若い男性)にありがたいお話をきかされた。なんでも、小さな親と、真ん中の親と、大きな親に感謝しなさい、ということだそうで、
小さな親--実の父母、
真ん中の親--自分を養っている食料
大きな親--大自然
だそうだ。

それが、どう、ムー大陸信仰と結びつくのか、私にはさっぱりわかりませ〜ん!

関連施設が、広島、佐多岬等にあと3箇所あるそうなので、次回はそっちにも行ってみたい。

売店横の自販機で売られていた「プライムTEN」という飲み物。120円だか、150円だったか、値段は普通。

初めて見る飲み物なので、買ってみたら、缶に虫の死骸が付着していた! 取り出し口にそんなものが落ちていたってことは、買う人が少ないんだろうか?

気持ち悪かったので、どうしょうか迷ったが、もったいないので、飲んでしまった。

「高麗人参をベースに梅とどくだみをほどよくミックスしたヘルシー感覚のドリンクです」ってことで、味はまあまあ。悪くなかった。

これを製造している(株)ジェイエイは、王舎城(法華の王舎城)の近く。ってことは、関連会社?

とっても面白い施設だったので、出口では、もちろん、1000円払った。

わざわざ鹿児島まで来た甲斐があった!!

●多宝仏塔(宝台博物館)(旧・ムー大陸博物館)
鹿児島県揖宿郡開聞町十町5670-2、0993-32-3161、県道28号に看板あり
9時〜17時、(5〜10月は8時半〜17時半)、無休

★関連施設
涅槃城(妙華の多宝仏塔)--鹿児島県佐多町伊座敷2861
王舎城(法華の王舎城)--広島連佐伯郡大野町亀ケ岡700番地、月休、10時〜17時、0829-56-3221
●耆闍崛山(ぎしゃくしせん)(妙華の王舎城)--広島市東区牛田東1-4-17

Black Papyrusさんからこの施設で売られていた「ムー人形」を頂いた。現品限りで、再生産の予定は無いという貴重品(^_^;)。

↓こんな説明書が入っていた。

最古の仏像 ムー人形(MOO)

太平洋に没した幻の大陸ムーに起源を見るこの奇妙な容姿はなぜか今日の宇宙服を思わせる。頭部のかざりはアンテナか。原始日本の土偶の中にも"縄文の服を着た土偶"としてその原型をとどめている。

人類誕生の謎を秘めた世界最古の人形

09年1月現在、ムー大陸博物館は休館中だそうです。再開予定があるのかどうかは不明。

【参考文献】
「ニッポン秘境館の謎」(田中聡、晶文社)
改築前のムー大陸博物館取材記事を掲載。残念ながら館内の写真は無し。内容は貴重だが、やや割高感あり。