納豆博物館
(タカノフーズ)

私の掲示板で話題が出たのが、きっかけで、納豆博物館に行ってきた。

この博物館は、「おかめ納豆」で有名な、タカノフーズが運営している。
「午前10時半」ということで、工場見学を予約。9時50分にタカノフーズ水戸本社に着いた。受付で手続きをし、納豆博物館に行こうとしたら、敷地内で道に迷うこと10分。とうとう、受付の人が助けにやってきた(スミマセン・・)。

予約時間より30分早かったけれど、客が私一人だったので、さっそく、ガイドツアーを始めてくれた。まず、ガイダンスの映画。

ワラには大量の(1000万個)納豆菌がついていて、ゆでた大豆をワラと一緒に保温しておくと、自然に納豆ができる。

←納豆博物館には、こんな模型が展示してあった。


●納豆の起源は、「古代人が発見した」という説と「平安時代の前九年の役の時、
八幡太郎義家の軍が持参した兵糧の大豆が納豆になってしまい、これがきっかけで全国的に広まった」という説がある。
●後者の、義家の移動したルート(京都→水戸→平泉)は
「納豆ロード」といわれていて、納豆関連の話が多い(by 永山久夫氏)。
●納豆は
江戸時代(元禄)には一般家庭に普及していた。

納豆の製造工程は、豆の選別→洗浄→浸漬(15度、18〜24時間)→蒸煮(1時間)→容器に充填して、タレ、カラシ、納豆菌を入れる→発酵(8時間、40度、湿度90%)→熟成(冷蔵庫、一昼夜)で、だいたい3日かかる

●納豆には有効成分多数。ビタミンB、E、K、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、ナットウキナーゼ、レシチン、サポニン、アルギニン、亜鉛、鉄、チロシン、トリプトファン・・・
●納豆菌は腸の中でも一週間くらい生きている。(ちなみに、ビフィズス菌は1〜2日)

次は工場見学。

(工場内、撮影禁止なので、写真はありません)

工場は4階建てのビルの中にあった。大きな機械が入っているため、天井が高く、7階建て相当のこのビル、なぜかエレベーターが無く、登るのが大変だった。で、豆は、最上階に搬入された後、ラインに沿って流れ、一階の出口からは製品が出てくるという仕組み。

まず、工場に入って驚いたのが、ほとんどが自動化されていて人が少ないこと。水戸工場は昭和57年に作られ、当時はほとんど人力、体力勝負で作業が行われていたらしいが、平成に入ってから新しい機械が導入され、現在では、人間は機械が正常に動いているかチェックしたり、機械が不良品と判定した製品をバラしたり、という部署にいるだけだという。納豆作りといえば、酒蔵みたいに、人手が入っているものだとばかり思っていたので意外だった。

お姉さんと私、二人きりだけだったので、質問し放題だった。

私「納豆の原料の大豆は茨城産なんですか?」
おねーさん「ほとんどアメリカの契約農家から輸入しています」
私「それなのに
、どうして、納豆が茨城名物になったんですか?」
おねーさん「明治時代、
天狗納豆の笹沼五郎商店が、納豆を茨城名物にしようとして、宣伝したのが始まりだそうですよ」
私「納豆工場って関西にもあるんですか?」
おねーさん「
三重と九州(?)にも工場があります
私「関西の人はあまり納豆食べないんじゃないかと思ってましたが」
おねーさん「最近は、転勤で関西に行く人も多いです。健康ブームで、関西の人も納豆食べる機会が増えています」
私「夏バテ防止で、夏は納豆が良く売れるんでしょうか?」
おねーさん「
夏は逆に売り上げが落ちますね。もっとも昨年は落ち込みが少なかったですが」

と、まぁこんな感じ。非常に勉強になった。
所用約1時間。

この後、納豆博物館を見た。

博物館というより、「資料室」といった感じの小さな博物館だった。

先ほどの映画でも見た、納豆の歴史、栄養効果の他、納豆を作る方法各種が展示されていた。

これは、「出刃納豆」の作り方。

かまどの上に、ワラに包んだ煮大豆をぶら下げて、包丁を突き刺しておく。発酵が進んで、包丁が汗をかいたら、できあがり。

納豆はコタツでも作れる。

1)ポリ容器に豆を入れ、これに市販の納豆(納豆菌でもよい)をタネとして混ぜ、割り箸一本を通気用にフタの端から入れて、清潔なタオルなどでくるむ。
2)コタツの上あるいは端の方に置いて、(上から布団をかけて)発酵させる。
3)熱源にはあまり近づけないようにし、弱温で約20時間で納豆になる。

帰りにおみやげとして、「納豆ふりかけ」と「味付けそぼろ納豆 割り干し大根入り」(100g)をもらった。後者はご飯に載せたら、なかなかの美味だった!うちの近所のスーパーで売ってなくて残念。。。

●納豆博物館(タカノフーズ)
茨城県東茨城郡小川町野田字大沼頭1542、県道144号に「タカノフーズ」の表示あり、0120-58-7010
9時〜12時、13時〜16時、年始年末休、無料
工場見学は2〜3日前までに要予約、団体が入っていると希望の日時に見学できないこともある。