牛川の渡し

豊橋市の「牛川の渡し」。かつて豊川には何カ所か渡し場があったが、今、残っているのはこれ一箇所だけだという。豊橋市の重要無形文化財?だとかということで、当分の間、廃止されずに存続される予定らしい。

川岸にあった「船よび板」を叩いて船を呼ぶ。
すると、対岸の小屋からおじさんが出てきて、手漕ぎ船でやってきた。
この船は11人乗り(船頭1名+客10名)で、「ちぎり丸」という。「ちぎり」というのは、豊橋の市章で、三角形を八の字形に二つつなげたようなマークが描いてあった。
この手漕ぎ船、料金はなんとタダ!きくと、「市道175号線 牛川町大村町線」の一部なので、市から給料を頂いているらしいのだ。

おじさんが操っているのは、棹ではなくて、ただの棒。よく見ると、川底を押すことで進んでいるのだ。

今日は、水量が少なく、深いところで1.5mくらいらしいが、水量の多い時は、大変らしい。流され防止のワイヤーが船についていたが、水圧で切れることがあり、100mほど下流にある杭に船がひっかかり、救助隊の人に助けられたこともあるとか。「もう32年目なので、そろそろワイヤーが切れる頃だ。切れる前にワイヤーを替えるようにお願いはしているのだが・・・」と船頭さん。

対岸に着き、お礼を言って船を下りた。乗り場は段差が無かったが、こちらは20〜30センチ飛び降りることになる。したがって、バイクの運送は基本的にはできない、とのことである。(現実には、カブの人は、このくらいの段差、平気で飛び降りてしまうし、スクーターは二人がかりでかついでおろしてしまうから、原付ならなんとかなるらしい。)