赤れんが博物館

舞鶴はもともと軍隊の町だったために、古くからの赤れんがの建物が多い。そこで、そんな建物の一つ(元は魚雷の倉庫だったらしい)を利用して、れんがの博物館が作られた。

博物館外観。

元は魚雷の倉庫だったそうだ。

ローマのれんが、エジプトやメソポタミア、万里の長城のれんがに始まり、天平時代のれんが、富岡製糸場のれんが、ベルリンの壁のれんが、鉄道に使われたれんが等、ありとあらゆるれんがが展示されていた。
ヒロシマ、ナガサキの被爆れんが、アウシュビッツの壁のれんが等、悲しい歴史のあるれんがもあった。

1992年に発掘された銀座煉瓦街の壁

明治五年につくられたが、関東大震災で崩壊。地上部分が取り壊され、上に別の建物が建てられてしまった。何かの拍子に過去の遺物が出てくることもあるんだな。

市内には、他にもれんが建築がたくさんある。

回っている時間がなかったので、国道沿いの建物を撮影。

この博物館で興味深かったのは、れんがの積み方に、イギリス積みとフランス積みの二通りある、ということだった。明治15年(1882年)以降、フランス積みは使われなくなったそうだ。フランス積みの方が綺麗だが、手間がかかるのが使われなくなった理由らしい。

ところが、博物館の建物(明治34年、1901年に竣工)では珍しく、フランス積みが使われていた。

れんがの積み方は、どの列も長-短-長-短の順。

ちなみに、銀座煉瓦街の壁もフランス積みのようだ。

国道沿いの煉瓦倉庫は、イギリス積み。

長いれんがの列の下は、短いれんが。

(使われているれんがの形は一種類。どんな積み方なのか、考えてみて下さい。)

れんが建築の積み方を観察する楽しみが増えたぞ〜。

●赤れんが博物館
京都府舞鶴市字浜2011番地、0773-66-1095
9〜17時、12/29〜1/3休、300円(舞鶴引揚記念館との共通券400円)