小豆島の「おさるの国」
(銚子渓自然動物園)

小豆島は野生の猿が多い。

この橋の近くのコーナーに、車が止まっていた。「危ないじゃん!」と言いながらよけたら、猿の餌付け中だった。

野生の猿に所かまわず餌付けするのは、あまり感心しない・・・。

この猿の群れを観光資源として活用しているのが、「銚子渓自然動物園・おさるの国」だ。

ここでは、一日二回、ニホンザルのショーが行われている。

私の行った時、10時のショーを待つ客でステージの前はごったがえしていた。猿を連れたオバサンが出てきたと思ったら、すぐに引っ込んでしまった。それは、ステージに野生の凶暴ザルがいたからである。この猿、客に飛びかかるわ、歯を剥くわ、やりたい放題。

5分くらいで凶暴ザル退場。

芸をする猿・ミミちゃんが出てきたが、さっきの猿が気になるらしく、芸に集中できず、オバサンに怒られていた。

芸の内容は、竹馬、逆立ち、輪くぐり等、オーソドックスなものだった。

ここの猿の数は、A群350匹、B群150匹。

「風が強く、B群しか出ておりません」「猿が少ないので、係の者がA群呼びに行っております」とオバサンがアナウンス、やがて、猿の集団(写真後方、茶色いカーペットみたいだ・・・)を従えた係の人が降りてきて、

足の踏み場も無いほど猿だらけになった。

猿が猿の上に乗っちゃったり、エサに飛びつくついでに人間にぶつかったりして、エラい騒ぎ。

餌付けは、100円で大豆かピーナツを買ってやるのだが、まず、「エサ入りバケツを持ったまま、小屋の外に出ないで下さい」と言われた。うっかり外に出た私は猿に飛びかかられ、バケツをはたき落とされそうになり、豆を半分こぼしてしまった。こういうわけで、バケツの持ち出しは禁止。そこで、残りは小屋の中から撒くことにした。

小屋の入り口にはオバサンが棒を持ったまま立っていて、猿に「コラ!」「ダメだと言ったろ!」とえらい剣幕。

おっかないオバサン・・・だと思ったが、実は、猿になめられないための、威嚇行動なのだった。

小屋の脇にある「注意心得」を見たら「こわがるな さわるな こわがらせ 上位に立ち きびしく指導しよう」と書かれていた。猿は、上下関係に縛られる動物だからな。

納得。

エサを外に持ち出す場合、ポケットの中に入れろと言われた。

エサを持っているというそぶりを見せると、猿がポケットに手を突っ込んでくる(写真参照)。でも、ポケットから手を出して、「エサは無い!」と言うと、あきらめてしまうので、猿は単純馬鹿(笑)

柵につながれていた、このモモちゃんという猿、「手に乗ります」と書かれていたけれど、全然乗ってくれなかった。

嘘吐き看板!と思っていたら、午後、猿園に来た友人の肩には乗ったそうだ。うらやましい〜。

猿の中に、全身禿げた子連れザルがいたので、きいたら、高年齢出産のため、栄養がいきわたらず、毛が抜けてしまう、とのことだった。

以前、多摩動物園できいた時は、毛引き症の悪癖です、と言っていた。毛が抜けるにもいろいろ理由があるんだな・・・。

この施設では、ニホンザル以外のものも、申しわけ程度に飼われていた。カニクイザル、アカゲザル、ワオキツネザル、シロテテナガザル、ドグエラヒヒ?等。こちらの一角はさびれていた。

猿園の敷地内に「愛の泉」というのがあるので、見に行ってみたら、銅像の前に汚い池があるだけだった。人気もなく、池の前の売店とおぼしき建物は閉鎖中。池に後ろを向いてコインを投げ込むと恋が成就する、という噂もあったが、やる気にもならず、退散した。

●銚子渓自然動物園・おさるの国
香川県小豆島土庄町銚子渓、0879-62-0768、
8時10分〜16時50分、無休、370円