|
|
瀧水寺大日坊には即身仏があるというので拝観しに行くことにした。 |
まず、入口で拝観料500円を払って、座って住職の話をきくことになった。
お坊さんいわく、
○この寺は、昔は間口が48間もある、大きな寺だったが、廃仏毀釈運動で、神社になることを拒否したため、焼かれて規模が小さくなってしまった。
○この時、3体あった即身仏のうち、2体は焼けてしまった。現存する真如海上人の即身仏は別の建物に安置されていたため、難を逃れたそうだ。
○真如海上人は、天明の大飢饉に苦しむ人たちを救うため、天明3年(1783年)、96歳で即身仏になった。
○即身仏はミイラと違う。ミイラは死体の内臓を抜いて、薫製にして、香油を塗って作る。それに対して、即身仏は、五穀断ち、十穀断ちの断食をし、最後に防腐剤代わりの漆の汁を飲む。遺体は3年3ヶ月後に弟子や信者が掘り出して安置する。つまり、即身仏には、人工的な防腐処置が行われず、強い精神力により、腐らない体になるわけである。ミイラは細部がつぶれて真っ黒になるが、真如海上人の場合は、手の細い血管も残っており、以前は髭も生えていたという。髭がネズミに食べられたため、現在は即身仏はアルミケースにおさめられている。
○上人が入定した穴は寺の敷地内に残っているが、一般公開はしていない。
とのことだった。
他の客10人くらいに混じってお坊さんの話をきいていたら、お坊さんに、「どこからいらっしゃいました?」と声をかけられた。アットホームな寺だ。
お話の後で、即身仏(撮影禁止)に御参りした。鐘を適当に叩いたら、「この場合は、鐘の内側を叩くのが正解」とお坊さん。他にもいろいろ説明して下さったんだけど、メモを取らなかったので、残念ながら、忘れてしまった(^_^;)
即身仏拝観の後は、廊下に飾られた仏像を見て出口へ。出口では、寺の建物を保守(建て替え?)するための募金を募っていた。寺の人に詰め寄られて、どうしようかと思ったが、さっきのお坊さんが感じがよかったので、500円寄付した。
●湯殿山総本寺瀧水寺金剛院大日坊
山形県東田川郡朝日村大網1番地、0235-54-6301