人魚ミイラの寺・妙智寺

人魚のミイラを所蔵している柏崎市の妙智寺は、観光客相手の商売はやっていないようだが、「お願いすると人魚を見せてくれるよ」、と友人が言っていたので、立ち寄ってみることにした。

だいたいの場所は、県別マップルに出ていたが、案内看板が出ていないため、鯨波集落の中の道を行ったり来たり。スクーターに乗っていたオバチャンに道をきいたら、お寺は路地裏だった。これじゃ、独力で探すのは困難だったな・・・。

朝の8時過ぎだったが、近くでお葬式があったせいか、ちょうど住職が出勤するところだった。本堂の入口で「すみませ〜ん。人魚のミイラを見せていただきたいのですが・・・」と言ったら、奧さん「上がって、先に御参りしていて下さい」とのことなので、金ぴかの巨大仏壇の写真を撮る等、時間つぶしをした。
しばらくしたら、奥さんが木箱を持ってきた。

蓋を開けると、人魚のミイラが!

人間くらいのサイズかと思ったら、案外小さいな。30センチくらいか?

オバチャンが「じゃ、ご自由にご覧下さい。終わったら、声をかけて下さいね。」って。こんな大事なもの、一見の客に預けてもいいのか?私が盗んで逃げたらどうするつもり?と思ったが、写真撮りたい放題というのは、たしかにありがたい。

ムンクの叫びのような手つき、顔つきをしたこの人魚、明治32年にここの住職が、親しくしていた老人から遺品として譲り受けたものだそうだ。

上半身は人間のような顔立ちである(グロテスク)が、手指が毛深く、歯は鋸状。
下半身は尾びれ、胸びれ、尻びれ、腹びれが揃っている。

よく見ると、胸のあたり、目立たないように処理されてはいるが、つなぎ目がある。これって、魚と猿のミイラをつなぎあわせただけじゃん・・・(苦笑)。歯は猿のものと違う感じだが、他の動物のものを移植したのか?

帰りがけに、奥さんに「あれってつくりものですよね?」と言ったら、「そうでしょうね」って(笑)。しかし、いったいどんな人が作ったんだろうか?作った人に会ってみたい。