大理石村・ロックハート城(3)

また、来た道を戻って、城のある一角へ向かった。売店はめぼしいものがなかったので、適当にスルーし、次の建物を覗いたら「みちの世界」と書かれていた。ここは何だ?

【みちの世界】

入口にあった看板を読む。

宮沢みち

福祉手相家(ウェルフェア・パーミスト)
出身地 1967年、群馬に生まれる
・・・・以下略。

要するに、30代の女性占い師さんの館のようだ。文字の上に長髪の女性の写真があった。この方に会ったらきいてみたい!福祉手相家って何???

暗い部屋の中にろうそくの形をした発光ダイオードの灯りが並んでいて、石のベッドと枕があった。

「夢どこ」
嫌な記憶を忘れさせてくれる「夢どこ」
この大きな石のベット(←原文ママ)の上でゆっくりと横になってください。
精神的にも肉体的にも癒され、こころにゆとりがうまれてきます。
自分の魂の声を聞くことができ、本来のあなたに戻ることができます。

私の直前に入った中年夫婦が、夢どこをのぞき込んで首を傾げていた。私が「さむ〜い!」と言ったら笑って立ち去った。友人は、どんな気持ちがするのか、とここで寝てみたらしい(仕掛けが安っぽくて空しかったとか(ノД`))が、私はそんなことをする勇気はありません〜。こんな場所で寝たら、危ない人かも。

さらに奧に入ると、天井が三角形になった部屋があり、真ん中に水晶球が置かれていた。センサーに反応して、赤青の光が点滅。

「夢水晶」
あなたの秘めた願いをかなえてくれる「夢水晶」
しっかり手をあて、目をつぶり、自分の夢がかなった様子をしっかりイメージしてください。
きっと「夢水晶」はあなたに夢をかなえるパワーを授けてくれるでしょう。

さむ〜!誰かなんとかして下さい(哀)。

まだ、この手の物件があるのかと思い、先に進んだら、売店だった。魔女グッズ等売られていたので、好きな方にはオススメかも。

【ロックハート城】

ハート型の絵馬状物件が大量にぶら下がった塔があったが、疲れるので登らず。

その前に中世のさらし台があった。

ここに首を突っ込んで記念撮影できるようだが、一人でやったら恥ずかしいよ〜(^_^;)

ちょうど城の前に来た時、団体さんが、引率の係の説明をきいていた。私も脇で立ち聞きした。

ロックハート家の由来は、十字軍の時代に遡る。スコットランド独立の英雄・ロバート・ブルース王に仕えていたある騎士が勇敢に戦って戦死した。その騎士の心臓は、石の箱に入れて、国内に持ち帰られた。このことから、その騎士の一族は、ロックハートという苗字をいただいた。ロックハート城は、1829年の建築。

その後、廃墟のようになっていたところ、俳優の津川雅彦氏が、「北海道おもちゃの国」というテーマパークを作るために城を買い取った。しかし、その計画が暗礁に乗り上げ、津川氏は、友人の平井良昭氏に、城の権利を売った。係の説明を聞き落としたのだが、どうやら、その平井氏がこのテーマパーク・大理石村ロックハート城を作ったようだ。

城は、1988年、ゴルバチョフ大統領の承諾を得て、シベリア鉄道を経由して、この地に運ばれてきた。もちろん、そのままの形では運べないので、ばらばらの石に分解して、ナンバーをつけて運搬して、こちらでまた組み立てたそうだ。石のブロックが4000個、6000トンあったとか。城の組み立てには、3年以上、15000人の人手がかかったらしい。

ロックハート城建設計画が始まったのは、バブルの最中だ。この頃は、「大枚はたいてテーマパークを作れば必ずもうかる」という認識だったんだろうな。ここは元が取れたんだろうか?(そうとは思えないのだが)

城の横に故ダイアナ元王妃が使っていたロールスロイス(シルバースパー88)が置いてあった。

93年まで英国大使館の公用車だったが、その後、ロックハート城が買い取ったらしい。ナンバープレートがついているが、何に使うのかな?と思ったら、VIPや、結婚式のカップル送迎に使うそうだ。

城に入ると、内装や家具に金をかけたゴージャスな空間が広がっていた。

マリア・テレジアがロックハートに渡した勅許状(1762年)、ハプスブルグ家の王冠のレプリカ、マリリンモンロー、ジャクリーン・ケネディ・オナシスのコスチュームジュエリー(画像)等が展示されていたが、私には高価すぎて、さっぱり面白くなかった(哀)。

ホールに置いてあった城の模型には、ここでウルトラマン・ガイアのロケが行われた旨が書かれていた。99年6月26日に放送された「我夢vs我夢」という作品らしい。高級な品物とウルトラマン・・・ミスマッチだ。

2階は宝石類の売店(荒川には無縁)、テディベアだらけの部屋、鎧と城に関する文献だらけの部屋(鍵がかかっていて、本は読めない)、1000円でドレスのコスプレができる部屋(客が誰もいない)等があったが、興味がないのでスルー。他の客も、「なんだここ?」という感じでつまらなそうだった。

階段を降りて、今度は地下へ。地下一階にはレストランがあり、その前に「地下2F 美容室 写真室 神前 地下3F 披露宴会場」と書かれた看板があった。ここは関係者以外立ち入り禁止なんだろうなぁ〜と思って眺めていたら、レストランから、ウエイターさんが何か用ですか?という顔をして出てきた。せっかくだから、「ここの式場、繁盛してますか?」と質問したら、「はい」って(ノД`) 

また、一階に戻るとワインセラーだった部屋で、石材会社の(株)サンポウによるロックハート城の宣伝ビデオを上映していた。なになに、バンジー結婚式をやっているのは日本でここだけだって・・・(笑)。後で売店できいたら、このロックハート城は、サンポウが出資して作ったテーマパークだそうだ。石だから、石の城を誘致したのか〜。でも、同じ石材会社のテーマパークでも、岐阜の博石館の方が面白かったゾ。

帰路、売店で、「バスケットの中の石の重さを当てたら賞品を差し上げます」と書かれたポストに解答用紙を投げ込んで(何が当たるのかな?)出てきた。所用2時間。

内容的には、石絵の美術館を除くといまいちだった。でも、逆に言うと、あの美術館だけでも見に行く価値があったのでよかった。

●大理石村・ロックハート城
群馬県吾妻郡高山村5583-1、0279-63-2101
9〜17時、年中無休、1000円
公式HP

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