木の博物館

茨城、福島県境付近のあちこちに看板の出ている「木の博物館」を見に行くことにした。

この博物館、敷地には木造の建物が何棟も建っていた。

私が行った時、受付には館長さん〈吉成和也さんという方らしい〉がいらっしゃった。入館料500円を払い、1号館から6号館の順番で見るように言われた。残念だったのは、館内撮影禁止だったこと。というわけで、一生懸命メモを取りながら見た。

【一号館】

木の博物館の御案内

今、自然環境問題が大きく取り上げられております。
その中で大きな位置を占めている広葉樹を主体に展示しています。
それぞれの樹種には非常に異なった個性があります。その個性の違い、それぞれの良さをさわって見てきいて、一人でも多くの人に知って頂きたいのです。その上で動・植物共々自然を大切に生きて行きたいものです。

一号館の趣旨は、この手書きの看板のとおり。

大きな木造の建物の中に入ると、所狭しと、木材や、製材された木の板が並んでいた。
木の漢字クイズ、変わった名前の木を列挙したコーナー、変わった形の木のコーナー〈年輪が二つある木、風雨にさらされているうちに美しい心材になってしまった木など〉、さまざまな種類の木材コレクション〈蘊蓄看板つき〉、靴を脱いでその上に乗り、感触を確かめるコーナー等があった。

木関係の博物館といえば、新潟県塩沢町の「雪国奇木館」があるが、奇木館の方は、木によじ登ったり、眺めてまったりするのが目的。「木の博物館」の方は、材木屋さんの視点から、さまざまな木材の違いを体感しましょう、というコンセプトだった。

いたるところにある、手書きの札がいい味出していた。

遠くから近くから見て下さい。さわって下さい。木があなた様に話しかけてきます。
この木にさわって嫌なことは忘れて さあ、元気を出しましょう。
マツハダツツジ 八溝山の七〜八合目にあり、そばにはシャクナゲが咲きます。お互いに共存している様子、表現できない程すばらしいです。
木を粗末にしたこともありました。大事にしましょう これからは!

館長さん、職人として、木が大好きなんだな。

【2号館〜4号館】

手作り木製品の陳列室。館長さんは木工製品の会社の社長さんである。製品は万引き不可能な大物ばかり。机、戸棚、お盆・・・。ここにも手書き貼り紙多数。

現在、どんなにものが豊富でも 残るのはいいものだけ
高級食卓 毎日使用するのによいものを!
自分だけのオーダー家具
当店製品の特長 良質 人が持っていない 気に入ったもの
人からの話ではなく、お客様御自身で 木から何かを得てほしい
木は心をなごませる!ピアノも木 バイオリンもモミジの木、琴も木でできています
銘木で財産作りのお手伝い
適材適木 大事な所は日本の木 大事な家具も日本の木

力のこもったセールストークだ! よほど自信がないとこうは書けないだろう。

家具も質のいいものばかりだと思うが、残念ながら、我が家にはこういうものに見合ういい部屋が無い。残念ながら、今回は見るだけだ。

【5号館】

「和合神社」

鳥居の奧に珍と万の形を兼ね備えた木が飾ってあった。これがご神体ということらしい。屋外なので、ここの写真は撮り放題。

【6号館】

受付兼売店。木の食器等、小物を中心に売られていた。1000円の箸、4600円のマグカップ、7200〜9300円の肩たたきの道具、3800〜7200円の茶筒、3200円の湯飲み、2700円のビールグラス、1000円の茶碗、スプーンとフォークは各々1200円。ガラスや瀬戸物に比べて割高だが、
ガラスは結露します。ここにある品は結露しません
木とガラスは温度が違います さわってみて下さい
外国ブランドだけが良いか 日本にもいいものはいっぱいある ここにもあります

とのことなので、買う価値はあるかも。

館長さんにいろいろ質問してみたかったが、昼食時のせいか、留守番の若い方を残して不在だった。ここにはまた来ようかな。
「木の名前を知りたい方 木の博物館に又行って勉強しましょう」
と書かれていることだし。

●木の博物館
福島県東白河郡塙町字伊香字松原160-13、県道230号沿い、0247-43-1480
9〜17時、元日休、500円