茂原の掩体壕

茂原市の県道293号沿いに点在する掩体壕を見に行くことにした。

1943年から茂原海軍航空基地の建設が始まり、1944年に完成。掩体壕は空襲から飛行機を守るために作られたそうだ。「保存版 日本の戦争遺跡」(平凡社新書)によると、当時は17基(現地の説明看板には20数基と書かれている)あったらしいが、現存するのはそのうち11基らしい。県道293号を走ってみたら、そのうちの3基は県道から見える位置だった。

最初の一基は畑の中にあり、倉庫として使われていた。周囲をぐるりと回った感想は「無骨」「でかい」

次の壕は、県道に茂原市が案内看板を出していた。
県道から見ると、草の生えた小山のようだった。
こちらは裏側。

正面側。

やろう思えば壕の内部に入れる状態だったが、「危険」と書かれた札が立っていて、紐が張られていたので、覗くだけでやめておいた。

丁寧な説明看板があり、飛行場建設のさいの立ち退き問題から、飛行場の正確な位置、壕の正確な大きさ、建築方法が書かれていた。「土砂を壕の形に盛って転圧してムシロや板などを並べその上に金網や鉄筋を張ってセメントを流す」というZ工法で作られたそうだ。

コンクリに四角い枠の形や、ムシロの編み目みたいなものが残っているのは製作過程の名残かも。

三つ目の壕は、周囲が泥田状態で近づけなかったが、畑の中にあった。これも角度によっては草の生えた山のように見えるな。というより、そうなってくれた方がカムフラージュにはいいのかも?建設当時もこうやって土をかぶせたりしていたのかな?

残りの8基は県道から見えず、キキコミをしないとどこにあるかわからない状態だった。時間が午後3時頃で、雲行きも怪しくなって、気温も下がってきていたので、今日はこのまま引き上げることにした。