桃丘コレクション

久々に、笛吹市一宮町にある桃丘コレクションに立ち寄ることにした。この博物館は桃丘観光園という桃ブドウ園が経営する民俗資料館系の秘宝館。約10年前に行ったことがある。なんでも、ブドウや桃の時期以外はほとんど閉まっているそうだ。ご主人が亡くなりそうだという話を数年前に友人から聞いた。現在はどうなっているのだろう?

バイクを桃販売所の駐車場に入れた。桃売店は繁盛していた。

秘宝館の建物を見ると、施錠されているようだ。とりあえず、外観写真を撮った。

建物の外にはこんなものが・・・。

秘宝館に付属のアダルトショップ。営業時間が書かれているが、すでに閉鎖されて久しいようだ。

売店のおかみさんに「秘宝館を見学したい」というと、いきなり、「館内は撮影禁止ですからね」と釘を刺された。あらら。ここの館内、一応撮影禁止なのだが、係の人によってははっきり「撮影禁止」と言わないらしいのだ。それで、ネットでは「撮影禁止ではない」と書かれて、画像がアップされたりしている→「日本珍スポット100景」内)★

★このサイトの管理人・麻理さんから早速ご連絡を頂きました。「桃丘コレクションでは、撮影前に一声かけて撮影の許可を頂いております」とのことでした。失礼しました。

おかみさんに、面と向かって撮影禁止だと言われちゃ撮れないね(ノД`)

その代わり、おかみさんからはこの秘宝館ができた当時の話が聞けた。
石和には昔、石和ロマンの館元祖国際秘宝館石和館跡地)などがあったが、桃丘コレクションのできた時期が一番早いのだそうだ。勝沼バイパスができたのは1973年、桃丘コレクションはその頃できたようだ。中央高速ができる(1982年)までの間は、勝沼バイパスの交通量が非常に多く、ドライブイン併設で、夜中の二時に食事を食べに来る客がいたりして、大繁盛していたそう。その頃は観光バスでここを訪れる客もいたとか。
現在はドライブインも閉め、当時の面影は無い。ご主人も亡くなられたが、秘宝館は細々と続けていくつもりだと言っておられた。桃・ブドウ売店をやっていない時期も、なるべく午後は開けておくようにしたい、とのこと。

おかみさんに鍵を開けてもらい、中に入ったら、冷房がきいていた。私が来たから冷房を入れたのではなく、その前から冷えていたようだ。あまり客が来ない施設なので、冷房なんてないだろう?と思っていたので、これは嬉しかった。

1階の展示物。
○エントランス部分には古そうな大人のオモチャ多数。アダルトショップの名残だろう。

巨大な木彫り割れ桃の中にチンマンの入った性神「陰陽厄除け大桃神」。
桃丘コレクション最大の作品である。ドアから入るサイズではないので、館内に材料を持ち込み、中で職人さんが彫ったとのこと。この職人さんも現在は亡くなられている。この職人さんの作った作品が他にあるのかもしれないが、ご主人が亡くなっているのでよくわからない、とおかみさん。

○春画の描かれた杯
○金山神社の色紙。上半身裸の女が珍の前にひざまづいている。おかみさんの話では、神奈川の方の性神愛好家の方が持ってきて下さったそうだ。
○桃絵馬
○春本多数
○ヌード写真
○江戸時代風俗性交人形
○鬼頭狸
○珍木
○「火武神」と説明の書かれた巨大珍木
○御殿女中の使った張り型
○加賀百万石張り型
○箱から頭を出した張り型
○珍子釈迦涅槃掛け軸
○めのうの珍萬(天然もの)
○ヒンズー教の性神像
○石の珍萬(天然もの)
○抱き合う大仏木彫り像
○下から見るなと書かれた猫像
等・・・

二階の展示物。
○虎の金玉、狸のペニス、馬の金玉ホルマリン漬け
○二股大根ホルマリン漬け
○にたり貝ホルマリン漬け−女性器に似ているので似たり貝だという名前がついているらしい。
○またまた春画多数。
○陰毛裸女掛け軸
○金玉つき珍木
○裸幼女絵画
○春画巻物
○江戸男女性交レリーフ
○普通に和服を着た女性の掛け軸
○ノアの大洪水画−けっこう大きな絵。裸女が溺死しそうになっていたので、エロ系なのか?
○古いカメラ、きせる、蓄音機、古時計など。エロとは無関係。
○メキシコの埴輪−これもエロとは関係なさそう。と思ったら、珍つきのものがあったw
○臼と杵−よく見ると萬が臼で、杵が珍。
○やたら鼻の立派な天狗面。
○まつたけとアワビを抱いた狸焼き物
○和風拷問画。伊藤晴雨か?
○猥褻なおかめと天狗像
○性交木彫り像
○下から見るな伊万里焼。
○チンマン石。
○「陰陽五雑」と書かれた江戸時代ふうの図解。
○山梨の工芸品と書かれたコーナーの、帆船模型。
○躍る裸女の絵
○裏側にエロ絵の描かれた羽織
○交尾カッパ像
○巨大珍に群がる小人
・・・・・

という感じで、一部にエロとは関係ないご主人のコレクションが混じっていたが、他はエロ民俗資料てんこ盛り。河口湖畔の富士博物館内に以前、天野コレクションという性民俗資料コーナーがあったが、最近、このコーナーが閉鎖してしまったので、現在、山梨県内の秘宝館はここだけだろう。ご主人が亡くなってしまったので、コレクションの増加は見込めないかもしれないが、お蔵入りしている資料もかなりあると思われる(10年くらい前に見た大正時代の産婦人科の教科書が今回見あたらなかった)ので、おかみさんには頑張って展示替えして頂きたいものだ(^_^)

●桃丘コレクション
山梨県笛吹市一宮町竹原田1364、R20沿い、0553-47-2833
桃丘観光園は6/20頃〜10月半ばまで営業。 9時〜17時頃、遅い時は19時半頃まで開けている。
この時期に行って頼めば秘宝館の鍵を開けて下さるが、それ以外の時期は閉館していることが多いようだ。