尾島地下工場跡(2)

その北側に、入り口がコンクリで固められた穴があった。フェンスで塞いであったが、壊されていた。
中に入ってみたら、コンクリで固めてあるのは入り口の数メートルのみで、奥は手掘りだった。車で入れそうな太い穴だった。

霧が出ているようで、ストロボを焚くと白くなってしまい、いい写真が撮りにくかった。

壕の中に落ちていた照明器具、用途不明の床の窪み。

ヘッドランプつけて右往左往した結果、右方向にY字型に枝道が一つ、直進方向に軽い土盛りがあり、その先でまたY字に分岐しているのが確認できた。

各穴にはケーブルが引き込まれていた。ケーブルを追っていけば、道に迷うことはないんじゃ?と思ったが、穴が微妙に曲がっているため、少し離れると入り口からの光が届かなくなる。

万が一、ライトが壊れた時のことを考えて、入り口付近をうろうろしただけで退散した。
この穴の左手にも洞窟の痕跡がある雰囲気だったが、道路から藪越しに見るのがせいいっぱいだったので(土手藪を乗り越えないと、穴の入り口らしきところにたどり着けない)、こちらは確認できず。
さらに北上し、山裾に沿って走る道を進むとコンクリの間に大穴発見。

地元の人の話だと、これも軍需工場用の壕だったらしい。この話を教えてくれた方は「自分は最近ここに来たので詳しいことは知らない」と前置きしつつ、「部品の製造が始まる前に終戦になってしまった」と言っていた。

ということで、この界隈で、痕跡を含めると、7個くらい壕の入り口や入り口跡を発見した。

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