シモレン煉瓦窯(2)

準備ができました、ということで係の方が呼びに来られたので、事務所の建物の中にある資料室へ。

パネル展示や本のコピー、煉瓦などの実物資料が展示されていた。

ホフマン窯の大きさ、図面、運用方法等。

平面は基部差し渡し32.6m。煙突の高さ34.3m。中央に煙突があり、その周囲に窯が16個配置されている。

煉瓦を入れる→窯に火を入れる→焼けた煉瓦を冷却、取り出す、という行程で、16個の窯を時計回りに使用した。

ホフマン窯で焼いた煉瓦は焦げ目がついたりして独特の味が出る。専門家が再現しようとしたが、なかなかうまくいかなかったそうだ。

煉瓦の中に、Tや「★と●」など刻印のついた煉瓦がある。これを見ると、どこの煉瓦会社で作られたものかわかる。

「役物煉瓦」

画像左は左右の高さの違う煉瓦。アーチ部分に使う。

現在はこのような形の煉瓦が作れないので、アーチを組むさいは、煉瓦の間をパテで埋めて誤魔化しているとのこと。

画像右側の真ん中が山型になった煉瓦は何に使ったのだろうか。

★係の方からコメントを頂きました。

左のタテ型の5角形のレンガと右側のヨコ型の5角形の
レンガが交互に積み上げられ、5角形の角の部分が
レンガ窯の壁の16角形の角を形成します。

アーチ用のレンガはこの5角形のレンガの左側に
展示してあった大きめのレンガで、横からみると楔形を
しています。

とのことです。

投炭孔金具。

窯には二階から粉状の石炭を定期的に投入した。その孔の蓋。

新聞記事、雑誌記事などの展示。

ホフマン窯の歴史、今後の保存の行方などについて書かれていた。平成18年から文化庁などによって窯の調査が行われ、保存修復計画が立てられたが、資金を出すのは野木町。保存修復には莫大な金がかかるし、野木町はお金がないので、現在のところ、保存修復の目処は立っていない。町の中にはこの施設の重要さを理解していない人もいる、とのこと。

★係の方によると、「野木町の町長が昨年変わられて、新町長は「ホフマン式レンガ窯は野木町 の誇り」と公言され、修復工事に向けて積極的に行動されております」とのことです。

ここで撮影された商業写真の展示。

モデル系の写真が多いようだ。韓国のアイドルグループ東方神起のものもあった。
係の方の話では、下着、水着姿の撮影は依頼があってもお断りしております、とのこと。

 

最後に飼われている馬と対面して、施設を後にした。

●渡良瀬北斗乗馬倶楽部
栃木県下都賀郡野木町野木3324、0280−54−5588
火曜日休、臨時休業あり
公式サイト
今回案内して下さった乗馬倶楽部の方の「ホフマン式レンガ窯のブログ」

【敷地内に入っての煉瓦窯の見学について】
乗馬倶楽部の方の話では、野木町が年に1〜2回公開することがあるので、野木町の公式サイトチェック推奨ということだった。また、団体で見学したい時は、野木町と交渉すれば許可が下りることがある、とのこと。個人のHP作成が目的で許可が下りた例はないらしい(ノД`)

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